先月から『保育園義務教育化』の実現に向けて、キャンペーン活動を開始。
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『待機児童ありきの行政を変える為に、保育園・幼稚園の義務教育化を目指しましょ』
古市憲寿さんの『保育園義務教育化』が発売されたのが、2015年7月。
待機児童問題が叫ばれる中で登場した、同著への反響は凄かったが、今はどこにいったのだろうか。
政府での試算にもあるが、主に低年齢児(0~2歳)の待機児童数が全体の約8割に及ぶ為、個人にしてみれば、その期間を過ぎれば待機児童問題で悩まなくなることも、待機児童問題の声が失速しやすい要因の一つにあると思う。
また、待機児童問題が都市部に集中していること(関東だけで過半数以上)も、地方での声が上がりづらい状況にあるのではないだろうか。
▼平成 27 年 4 月の保育園等の待機児童数とその後
しかし、そもそも保育園に子ども預けられないから、と申請すらしていない人は、待機児童に含まれていない上に、横浜では「待機児童」が独自の表現(保留児童)を用いているという問題もある。
▼横浜で増え続ける「保留児童」 保育所落選に「喧嘩売られているのか」
http://www.j-cast.com/2017/02/04289717.html?p=all
待機児童の問題自体は、ここ数年の話ではない。
もっと以前からある上に、古市憲寿さんが本の中で訴えているのが、『女性が「お母さん」になった途端に、できなくなること』。
※古市憲寿さん『保育園義務教育化』より
▼ここで読めます。
http://hanakomama.jp/column/interview/14208/
電車にベビーカーで乗れば白い目で見られる。
新幹線や飛行機で子どもが泣くと嫌がられる。
仕事を頑張ると「子どもがかわいそう」と言われる。
小さな子どもを預けて旅行にでも行ったものなら鬼畜扱いを受ける。
「電車に乗る」ことも、「仕事を頑張る」ことも、「旅行をする」ことも、多くの人が権利だと意識することもなく、当たり前にしていることだ。
それなのに、「お母さん」が同じことをすると社会の反応はまるで変わる。
保育園の義務教育化っていうと、小さいうちから教育をうけさせるなんてって思う人もいる。
しかし、問題はそこじゃない。
まずお母さんが当たり前にできるはずのことが、できないという点にもスポットを当てて欲しい。
最近増えてきたイクメンと呼ばれるお父さんたちも同じ。
子育てしているお母さん、お父さんは子どもを授かったんだから、という不思議な価値観で
社会から監視される。
そうすると、お母さんたちはストレスが溜まるから、スマホを見ているお父さんを責める。
結果イクメンブルーになるお父さんたちも増える。(ほんとにある話だから笑えない・・・)
俺からすれば他人の評価は気にする必要は全くないと言いたいが、社会のシステムでカバーできるはずのことがカバーできていない現状は変えたい。
うちは来年3歳になるから、来年は保育園に入れる可能性は高い。
でも、現状のシステムを変えない限りは、同じ悩みにぶつかる家族が出てくることは目に見えている。
それだけは断固として避けたい。
これからお母さん、お父さんになりたいと考えている人も、今お母さん、お父さんとして大変な思いをしている人も、過去に子育てで苦労したお母さん、お父さんで『保育園義務教育化』実現に賛同してもらえる人は、是非シェアしてほしい。
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